資金繰りの難しさ
資金繰りのむずかしさは、失敗を許されない、失敗したからといって、やりなおすことはできないという点があげられます。
野球ならばストライクを3つとられるまで待って、好球を打つことができますし、相撲ならば十分な態勢がととのうまで仕切りなおしができますが、資金繰りはワン・ストライクでアウトになります。
ちょっと手形落ちのカン違いをしたから待ってくれといっても、銀行では容易に待ってくれません。
不波手形として赤紙が貼られてしまいます。
大木一雄さんによれば、もちろん資金がないから待ってくれといえば、取引先などは1度や2度は待ってくれるかも知れませんが肝心な会社の信用が傷つけられます。
「大分苦しいらしい」、「たった○万円の金もないらしい」、「もうダメなんじゃないか」という噂がもとになって、結局つぶれてしまった会社の数は、相当な数にのぼります。
ともかく、資金繰りは、つねに制限時間いっぱいの「待ったなし」のものと知らなければなりません。