資金繰りの難しさ 4
資金繰りの難しさには、人の問題もあります。
資金繰りは対内的、対外的な2つの面について、人の問題を考えなければなりません。
ここにもむずかしさがあります。
金のやりくりになんで人の問題がむずかしいのか、ちょっと無関係のようにも思えますが、まず内部的な問題としてみます。
前回のような例などは結局、営業部長が、つねに努力をして目標を上回ったという実績を誇示したいためにやっていることであります。
しかし、それを一概に資金繰り担当者が査祭的に調査して、その2割増が標準であるから目標の2割増の実績は当然である、もし2割増以下ならば、それはたとえ目標を上回わっても回収努力が足りないのだ・・・などと決めつけては、内部の人間関係がこわれてしまいます。
上手に正しい予測が立てられるように、それを全員が協力して守るように努力する方向にもっていかなければなりません。
また外部的な人間関係としては、対金融機関、対得意先、対取引(仕入)先、また場合によっては出資者、債権者との関係があります。
対金融機関については、金融機関の担当者が資金繰り担当者に好意を抱いていないと、どうしても血のかよった金融対策ができません。