公的機能の危機 3
第二の帰結は、公的なエリートに、いいかえれば行政機関と公企業の管理機能にかかわっています。
行政機関と公企業は、多くの場合国家機構の意思の発現にもっとも効果的に介入する手段でした。
80年代の末は、これらのエリートの職歴の選択に根本的な変化が生じた時期でした。
公的エリートの役割は、かれらの職務が再審に付されるまでは社会的にも経済的にも重要なものであり、またかれらが最高の教育を受けてきただけになおさらそうです。
・・・とりわけフランスの場合がそうですね。
フランスでは、ENA[国立行政学院」が長年のあいだ外国の行政がうらやむ有名なエリート養成機関でした。
しかし、このENAが日本の私企業によって、あるいはむしろ才能を発揮する別の「諸団体」によって、しだいに異議申し立てを受けるようになっています。