公的機能の危機 4
民営化、規制緩和、そして公的エリートの領域と役割を疑問視するさまざまな動きは、公的エリートの職務に対する若い世代の離反をしだいに引き起こすようになりました。
興味ある公的ポストの数が減少し、そのうちのいくつかのポストが「私的なもの」になっただけに・・・
また、公的ポストの私的ポストへの乗り換えがこの機に乗じて私的セクターと公的セクターとの給与をてんびんにかけた「公務員」によっておこなわれただけに、この離反はなおさらでした。
この動きは心理的な変化をともないました。
この心理的な変化は、この動きを動機づけるというよりもたいていはこの動きのアリバイとなったのです。
共同利益のサービスは、かつては尊重されていたにもかかわらず、その価値がますます引き下げられました。
攻撃的な自由主義の復活は貨幣によって導かれ、貨幣へと導かれる活動に正統性をあたえることによってさまざまな亀裂を入れたのですが、この亀裂に向かって若き才能が殺到します。
最近まで、かれらは共同社会に捧げられるサービスの尺度で評価されていたのですが、今日では30歳のときのかれらの個人的財産の額によって評価されています。
かくして68年の世代が扇動し、かきたてた社会主義は、終わりを告げたのです。
それゆえわたしたちはラテン系の諸国とアングロサクソン系の諸国のあいだに最近まで見られたなじみの対比が、いまや奇妙にも、突然に逆転するのを目の当たりにするのです。