メキシコに時間はあるのか
並河氏はメキシコ湾岸から奥地ロドリゲスまで、自動車道路がないので、やむをえず汽車で旅行しました。
汽車は何時間か走ったり、野原に止まったりしながら・・・
突然片田舎の小さな駅に止まったまま動かなくなりました。
何時間も動かないのでどうしたことかと聞いてみると、機関士も助手も機関車や乗客を置いてけぼりにして祭りに行ってしまったといいます。
乗客のなかでイライラしているのは並河氏だけ。
乗客のメキシコ人の若い連中はギターを鳴らし酒を飲んで陽気に祭りを楽しんでいるといった有様・・・。
小鳥の声とともに空がしらじらと明け、祭りに行った連中も、三々五々肩を組みあって千鳥足で戻ってきました。
・・・やがて汽車はごとんとゆれて、のろのろ、よたよたと走りはじめた、というわけです。
D&G 時計を身につけ、いつも時間を気にしているわたしたち日本人の感覚ではちょっと信じられないような話ですよね。