資本主義システムの効率 2
私的所有の再征服はまだ最近のことです。
それはさほど急速で、めざましい形ではないにせよなお追求されていくにちがいないが、にもかかわらずつぎのことだけはすでにはっきりとしています。
民営化の成果は、職業的イデオローグたちの熱狂的な、あるいはペシミスティックな予想を確かめるどころか、あきらかに民営化を達成する経済的・社会的枠組みに事実上依存している、ということがそれです。
すべての非国有化はその手続きやテンポがどうであれ、それらに共通するいくつかの効果があるように思われます。
まず第一に、非国有化の作戦が最終的には限定された性格をもち、問題の産業セクターに限定されているということです。
一般に、再征服は国民生産のわずかな比率を越えるものではなかったのです。
それはもっぱらかぎられた数の企業だけをねらいとしていました。
第二に、問題の企業が活動する市場の構造が決定的な役割を果たす、ということです。
確認しておかなければならないのは、公的独占と私的独占は瓜二つだということ・・・。
この両者はいずれも、消費者を除いてみずからの内的な制約を好きなように手直しすることができただけに、なおさらです。